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天候にも恵まれ、工事は順調に進み最終仕上げの段階まできました。
工事途中の打ち合わせや気づいた点などのやりとりは依然としてメールで行われています。
横浜と愛媛、遠隔地のため何度も行き来することはできません。今回が現場での最後の打ち合わせとなりそうです。
前回までにある程度の仕上材等を絞り込んでいますので、当日は現地にて実際のサンプルを手に取り決定してゆきます。あらかじめ検討していることもあって、確認作業はスムーズに進みます。
奥様はカーテン類の確認を、ご主人は全体的なイメージの確認を。 |
打ち合わせも終わりに近づいたころ…
D:「何か気づいたところはありませんか?」
M:「まったくありません」 一言だけ。
それからこう言われました。
M:「私はこれまで何度か家を建ててきました。途中で必ず工務店と工事そのものに関していくつかの小さな問題がおきました。しかし今回は何も言うことはありません。こんなことは初めてです。」
現場を預かるものとしては本当にありがたいお言葉、すぐに現場作業員にも伝えました。
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工務店とお施主様、当たり前の話ですがお互いの信頼関係の上に契約を履行してゆきます。
工務店は工事を、お施主様はそれに見合う対価の履行を。 これは中間金をいただいた時の事です。
M:「私たちの大切なお金です。私たち夫婦の第二の人生、夢をかなえるためのお金です。少しでも不安なことがあれば支払いはいたしません。」
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釘をさすという言い方は語弊があるかもしれませんが、私たちも一層気を引き締めて工事に取り組んできました。
「何も言うことはありません。」
遠く離れた愛媛で"終の棲家"の建築。そんな中でも大切なお金を託していただき、納得のこの一言。目頭が熱くなりました。
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未咲夫婦がこちらに来られるおりに、当初は松山でレンタカーを借りての移動。また、夜はビジネスホテルで宿泊されていました。
しかし今では松山から"予讃線・長浜まわりの普通列車と駅弁当"のゆったりとした旅路。
途中下車して、現地へは私の車でご案内しての打ち合わせ。夜は当社モデルハウスでの宿泊というパターンになってきました。
今回の最終打ち合わせでとてもありがたい提案をしていただきましたが、これについてはまた次回。 |
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